最近、私が多用している
インプラントの手術法である。この方法で
インプラントを入れると患者さんがとても楽なので多用している。
特に痛みや腫れ、出血がほとんど無くてさらには薬もほとんど使用しなくてもいいと思う。
しかし、すべての
症例に使用できる方法ではないので診断が重要である。私の場合は
CT撮影後にシムプラントソフトでシュミレーションをして骨の状態が太くて高さがあり上部で骨の形がフラットかもしくはかまぼこ状のもので歯茎に付着歯肉が多いものであれば全てこの方法で行うようにしている。特に臼歯ならば診断さえきちんとしていればかなりの確立で適用可能である。
通常の方法なら歯ぐきをメスを使用して縦や横に切開を入れて完全に骨を露出させて骨の形を直接確認しながら骨にドリルしていくことになる(下の図の手順3枚)がこの手順を全て省いて歯ぐきに小さな穴をパンチングで開けて切開なしに
インプラントを入れるのである。歯茎を最小限に傷つけるので感染がほとんどないので治りが大変いいことになる。(下の図3枚を省いていきなり左上の状態で完了します)
先日、王監督が早期に胃がんの内視鏡による手術で退院されたがこの方法と考え方はいっしょである。腹に切開を与えないので早期の退院が可能になるのだ。
患者さんがなるべく楽になる方法を選択したいものだ。