2006年 06月 13日 ( 火 ) 矯正の基礎情報

インプラント治療と矯正治療の相乗効果

インプラント治療と矯正治療の融合により双方ともに治療は簡単になった。 インプラント治療から言えば歯が欠損している人の多くの患者さんの歯並びは正常者と比較すると悪い傾向にある。長期間、歯が抜けたままになっていると欠損している部分に向かって隣の歯や上の咬み合っていた歯が次第に動き咬み合わせを悪くしてくることになる。矯正治療を組み込むことで理想的な歯並びにしてその上で欠損部に理想的な隙間にインプラントを入れることができるため将来の咬み合わせのトラブルを減らすことが可能となる。 逆に矯正治療から見た場合、欠損部があれば従来の方法ではむりやり歯の隙間を埋めるような矯正治療をおこなったりすることで見た目はよくても咬み合わせが悪くなってしまうことがある。また奥歯に欠損部があるとうまく歯を動かすことが出来ないケースもあった。しかし、現在では矯正治療の初期の段階でインプラントを入れることでインプラントの歯に矯正装置を装着して簡単に歯を動かすことが可能となった。 矯正治療とインプラント治療を組み合わせると理想的な治療をすることが可能となる。 矯正治療とインプラント治療が必要な患者さんの場合は私と矯正専門医で治療計画を立て最善の方法で効率的な治療をしている。 このようなインプラント治療も矯正治療も必要な難症例の患者さんが当クリニックには毎年多くの患者さんが通院されている。