今日の午前中は
矯正治療をご希望の新規の患者さんの
矯正相談を行う。歯並びが悪くなり顎が曲がり顎関節症の症状が多く現れていた。原因は抜けた歯をそのままに長期間放置したために歯が欠損部に向かって動き噛み合わせが左に2〜3mmずれてしまった。こういうケースは顎の症状を軽減するスプリント療法から正常な噛み合わせの位置を再現した後に、
矯正治療で間違った方向に動いてしまった歯を元の位置に戻し理想的な欠損スペースにした後に
インプラントの植立をおこなうことになる。
午後からはサイナスリフト法と同時に
インプラントアンカーの埋め込みである。同時に行うことはそんなにあることではない。どちらかというとサイナスリフト法の方が簡単に終わりビスを骨に固定する
インプラントアンカーの方が困難である。最近、この
インプラントアンカーも非常に単純なものになってきていて
フラップレス法で5分ぐらいで入れることが可能である。
これからの
矯正治療は
インプラントアンカーとの併用で治療するのが一番早くに終えることができる。
昨日受講した
矯正のセミナーの講師もこの方法で今まで1年かかった上顎大臼歯の上方移動や後方移動に4ヶ月ほどで可能になると言っていた。
しかも他の歯に反作用が全くかからないので絶対的な固定源となる。
欠損部がある場合は
矯正治療の途中である程度、将来の歯並びがわかる状態になった時点ですぐに
インプラントを植立し
矯正装置を
インプラントの歯に装着して固定源として利用するのが理想的である。
まさに午前中の新規の患者さんがこの
症例である。