2006年 10月 12日 ( 木 ) 矯正の基礎情報

矯正治療の抜歯について

矯正治療では抜歯をすることが多いのは皆様ご存知だと思う。歯並びが悪くなる原因は大まかにいうと顎の入れ物に歯が並びきらないときに歯が重なったり歯が飛び出したりする。または上下の顎の大きさが標準よりも大きすぎたり小さすぎたりしたときに歯並びが悪くなる。どの歯を抜歯するかどうかは矯正精密検査により診断する。 左上の画像のように上顎の歯が飛び出しているようなケースでは、ほとんどが上顎第１小臼歯（４番目）を抜歯してそのスペースを利用して歯を動かしていく。一連の画像はすべて同じ患者さんのものであり次第に抜歯したスペースが閉じていくのがよくわかると思う。 このように抜歯なしではこのようなケースはいい状態にもっていけないのである。