インプラントの治療費はよく高いと言われる。多くの患者さんがまずは治療費が安くて安全に
インプラントを行える歯科医院をインターネットで検索をするだろう。驚くことに10万円代から50万円台まで開きがあり平均的には30〜40万円ぐらいであろうか。しかもどのような増骨が必要かどのような被せ物が必要かで治療費は全く違ったものとなってしまう。更には診断料が別に設定されていたりとさまざまであり簡単には比較できないようになっている。ここ最近の
インプラントの材料費の傾向としては従来からあった海外製品は不思議と単価が上昇している。国産の物は低価格である。日本での
インプラントのシェアは確実に伸びているにもかかわらず
インプラント自体の値段が安くならないのはとても不思議である。
こうした中で伸びているのが国産
インプラントであることは誰でもわかるだろう。やはり、同じ
インプラントでるならば安いものを選ぶことになると思う。
それは私が同じ患者であれば当然比較して安いほうを選択するからだ。
しかし、
インプラントが他の治療と違うのは体の中に埋め込む治療なので慎重に選ばなければいけないことになる。自分の歯が抜けてどんな
インプラントを入れてほしいかを考えてみるとやはり国産の
インプラントよりも自分の使っている歴史的30年以上あるI.T.I
ストローマンインプラントを使ってもらうだろう。
ここ最近考えていることは、いろいろな
インプラントを取り揃えて治療費をそれぞれに設定していく考えである。患者自身に
インプラントを選んでもらう方法である。その中には国産の
インプラントも入れるつもりである。中国では患者がピンから桐まである
インプラントを自分でどこからか入手して、その
インプラントを歯科医師に入れてもらうといった話を聞いたことがある。(嘘か本当かは定かではないが)
患者さんにはいろいろな方がいてそれぞれのニーズにあったものを選択できなければいけないと思う。治療費を重する方、安全性を重視する方、治療期間を重視する方、最善のものを求める方などさまざまである。