歯の治療には歯周病治療、
虫歯の治療、
根管治療、口腔外科、歯列
矯正治療、咬み合せの治療、欠損部の治療(入れ歯やブリッジ)
審美歯科(セラミック)ホワイトニングなどがあり
インプラント治療はそのうちのひとつのレパートリーにしかすぎません。
例えば、上の図のように歯周病で左下の6,7番の2本の歯を失った患者さんがいらした場合、欠損部に対しての治療法は入れ歯か
インプラント治療のどちらかを選択することになります。
その患者さんが
インプラント治療を選択した場合すぐに
インプラントをいれていいのでしょうか?
NO が答えです
どうしてでしょうか?
2本の歯が抜けた原因の歯周病治療が全く行われずに
インプラント治療をおこなうことは将来的に
インプラントの持ちが悪くなるからです。(
インプラントも歯周病になる)
それでは歯周病治療が終わり周りの歯茎が健康になった場合
インプラント治療をすぐにおこなってもいいのでしょうか?
その他の問題がなければYES
あればNO
インプラントを植立する欠損部の隣の歯が大きな
虫歯で
根に病気があるとしたらどうなるでしょうか?
インプラントを植立する近くまで
根の病気が進行していたら
根の治療を完了させてからでないと
インプラントは抜け落ちてしまいます。
その他に考慮しなければいけないことは?
その他に考えられることは歯並びです。上下の歯並びが悪い場合は歯列
矯正治療が必要になります。歯を白くしたい場合は
インプラントに歯を被せる前に
審美歯科治療やホワイトニングをする必要があります。あとは全身の問題で大きな病気、成人病、薬剤アレルギーなどについて考慮しなければいけないのです。すなわち、
インプラント治療は歯の総合治療であると言えるのです。