私は開業前から開業直後の今から１２〜１３年前に一時期ブームとなったオールセラミッククラウンやラミネートベニアを積極的に患者様の口に装着した時期があった。以前のものは全てをアルミナポーセレンパウダーを水に溶かして筆で少しずつ耐火模型材の上に築盛して釜の中で焼いてひとつの被せ物のような形にしていた。左上の画像が焼成前のセラミックパウダーを歯の形に盛ったものである。普通のセラミック冠（メタルボンドクラウン）は薄い金属のフレームの上にアルミナポーセレンパウダーを築盛していく。オールセラミッククラウンはこの金属フレームが全く存在しないセラミック（ポーセレン）単体の被せ物である。オールセラミックスクラウンは見た目が非常によく最高の審美素材であったが強度に問題があった
このようにメタルのフレームがない分、強度的には弱いものになってしまうという弱点があり、奥歯のように強く咬む部位では使用できなかった。前歯でも割れてしまうというケースもチラホラでていた。しかし、ここ2〜3年の間にこの分野もやっと進化を遂げるようになってきた。
CAD/CAMの進歩により非常に硬い審美素材である
ジルコニアを加工することに成功したのだ。早くこの日が来ないかと10年待った甲斐があった。
ジルコニアの最大の特徴は
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��光が透過する素材なので審美的に良好である
�６眤阿任覆い里妊▲譽襯�ーが出ないこと
�ざ眤阿�1/3の軽さであること
�ダ限凌届太�がチタンと同じく高い素材であること。
このような素材はこれからの歯科の世界を大きく変貌させることに間違いない！金属から
ジルコニアに変わるであろう。
この
ジルコニアを応用したものが
ジルコニアオールセラミッククラウンである。
ジルコニアのフレームの上に専用のポーセレンパウダーを築盛して作ったものである。左下の画像が
ジルコニアのものである。左下の中央はいままでのセラミックとの強度がわかる。右下は金属を体から全て取り去り
金属アレルギーが治った
症例である。
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