現在、地球で行われている年間
インプラント総本数は480万本にも及ぶといわれている。そしてそのうちの5年生存率は約97%であり4分間に1本の割合で抜けている計算になる。この内容は本日行われた大信貿易主催の『補綴治療のイノベーション2』の講演会で東京医科歯科大学の塩田先生の講演内容である。年々
インプラント治療の総数は右肩上がりで伸びているがそれに比例して失敗も増えているという内容である。その詳しい内訳について少し触れてみよう。
今年18年の1月〜10月までにおこなわれた東京医科歯科大学のデータである
1202人中
トラブルを抱えた患者さんは75人
インプラント周囲炎 37名
下歯槽神経麻痺 5名
上部構造の問題 17名
上顎洞炎 5名
連結天然歯の問題 1名
顎関節症 1名
不定愁訴 6名
となっている。とても貴重な講演内容で失敗
症例についての講演はあまりメーカー側もやりたがらないのでとても参考になった。