2006年 11月 13日 ( 月 ) 矯正の基礎情報

アクアシステムによるワイヤーレス矯正の利点

本日いらした新規の患者さんの相談は以前に矯正治療を１５年前にしたが後戻りで少し前歯が前方にでてきたのでもとに戻したいというような患者さんである。 矯正治療はブラケットと呼ばれる金属あるいはレジン樹脂かセラミックの小さな四角の装置を接着剤で歯の表面につけ、そこに細いワイヤーを連結して歯を動かしていく。歯並びが整うのに１年から２年ぐらいかかる。歯が整った時点で装置を全てはずしリテーナーと呼ばれる透明な装置を入れていく。しかし、このリテーナーは通常は歯を動かした期間と同期間入れておかなければ歯が動き出してしまう。今回この患者さんは装置がはずれて６ヶ月程度でこの装置をやめてしまったので歯並びがまた少し歪んでしまったのだ。このようなケースでまた、ブラケットとワイヤーを入れるのはかなり辛いものがある。このケースで一番お勧めなのがワイヤーレス矯正装置であるクリアライナーアクアシステムである。 画像の左が従来の矯正装置で右側がアクアシステムによる透明な装置である クリアライナーの利点は歯に装置を固定しないので治療をしているかわからない点と装置がつく矯正のように歯が汚れることがない点だ。それと同時に歯のホワイトニングも出来るので矯正が終わった頃には白く輝くきれいな歯並びの口元になり最高のスマイルを獲得できる点だ。