インプラントの実績とかそのドクターの腕を見極めるのは私が他の先生のホームページを見てもわからないことが多い。そんな中でブログを書いている先生の内容からある程度推測することはできるだろう。どれくらいのペースで
インプラントを入れているかは重要なことである。月に2〜3ケースでも
インプラントセンターと書けばまるでたくさんやっているかのように見えるだろう。ブログで
インプラント植立のペースが書いてあればレベルがわかる。やはり毎日のように
インプラントを入れている先生は植立する本数も多く経験豊かであろう。私は多くの画像をこのブログで出すようにしている。その理由はいままで私のホームページは多くの先生に真似をされてきたのでほとんどの先生のホームページが私のものと似通ってしまったからだ。このように唯一真似ができないのはブログの内容と実際の臨床ケースである。
ブログをつける行為自体やる気がなければ出来ないことだと思う。私の場合は完全に日課になっているので苦にはならず逆に書かないと変な気分になる。
インプラントの植立技術だけを患者さんは見ているように思うが実は被せ物の出来が将来の持ちや見た目に大きく影響を与えるのだ。
私の考えではすべてにおいてバランスが一番重要ではないかということ。
インプラントだけをやっている病院はそれしか出来ない。
インプラントを入れることに命を賭けるからだ。
抜歯しなくてもよいケースでも積極的に
抜歯を勧める。そうしなければ
インプラント治療につながらないからだ。全ての治療の中のひとつの分野として
インプラントがあるだけである。
インプラントがなかった時代は他の治療法で代用していたわけであり、なるべく歯を保存するような治療法を選択していたと思う。これだけ医療が進歩しているのに
インプラントの本数は世界的に伸びていることに少し疑問を感じる。抜かなくてもよい歯も抜くことを勧める歯科医師が増えているともいえるからだ。
少し話がずれてきてしまった。
インプラントの植立の本数も大事ではあるが私は植立のスピードすなわち手術時間をいつも気にしている。1本の植立のスピードを担当の先生に聞いてみればほぼその先生のレベルが解ると思う。私もインプランを始めた頃は1本の
インプラント植立時間は40分ぐらいかかっていたように記憶している。今の私は年々植立スピードが上がっている。切開剥離する方法で最短6分でいれたことがあるがほとんどのケースで10分以内である。
フラップレス法ならば5分以内である。切開剥離する方法ならば手術時間が短い方が傷口の経過は良好である。ほとんどは痛みでず腫れだけとなる。
フラップレス法ならば痛みも腫れもほとんどでない。今まで大きな腫れや痛みは出たことがない。最終目標は3分以内にしたい。
今日のオペは右上5番、左上5番、右下4,5,6,7の計6本の植立を35分間で終わらせた。しかし、
義歯の調整に30分以上かかり手術時間のほうが短かった。