歯科用のデンタル
インプラントは何で出来ているのか?
純チタン
チタン合金
現在日本国内に出回っているものはほぼこの2種類になると思われる。10年以上前にはガラスや他の金属の
インプラントも存在していたがほとんど消滅したと思われる。
それではなぜチタンが主に
インプラントの主材料となったのだろうか?
チタンは全ての金属の中で最も生体親和性が高く、骨と結合をする物質であるからだ。歯科用語で言う『オッセオインテグレーション』=骨結合がなされる。
骨の細胞がチタンは仲間の細胞と同じですよ〜!という感じにチタン表面を取り巻き、骨の細胞がチタンの細かい凹凸に入り込んで結合をする。
もし、チタンが異物として認識されるならば早期に抜け落ちてしまう。骨の細胞が近寄ってもこの物質は敵だから攻撃する白血球が近寄り攻撃する結果炎症が起こり排除されてしまう。
しかし、チタンがいつも味方であると認識されないケースもごく稀にあるようだ。特に他の金属のアクセサリーでかぶれるような方は注意した方がいいだろう。
インプラント治療をされる患者さんで
金属アレルギーが本当に心配ならば皮膚科で
金属アレルギーパッチテストをしてからすればより安心だと思う。
しかし、私のクリニックで過去2000~3000本植立した
インプラントでチタンアレルギーで抜けたものはない。その理由として数本入れた
インプラントのうち1本だけが問題が出るケースがほとんどで全てが抜けるケースは今のところ経験していないからだ。
人気ブログランキング