2007年 03月 09日 ( 金 ) 審美歯科基礎情報

ファイバーコアとメタルコアの違い

ジルコニアによる修復やセラミックに対する修復において歯の中に差し込むコア材料にはメタル単体、レジン＋チタンポスト、レジン＋ファイバーの3種類がある。昔はメタルの中でも金合金のメタルコアが一番よいとされていた。現在では根の治療をした後にいれるコア材はほとんどがレジン＋チタンポストかファイバー＋レジンのどちらかである。歯を最小限に削り自分の歯の部分を有効に生かすのはレジンの２つである。さらにメタルの場合だと将来歯が割れる危険性が高くなる。メタルのコアと歯の部分のたわみの違いから強い咬合力に対して歯が割れてしまうのだ。こうしたことを考慮するとコア材料が挿入されていない歯に対してはレジン＋チタンポストもしくはファイバーコアが有効である。保険の利くのはメタル（パラジウム合金）かレジンコアである。一番理想的にものは芯がつり竿やゴルフのシャフトと同じファイバーコアである。しなりに強く破折がすくなく色調がよい。 ※ただし、既に金属のコアが装着されている歯から無理やりに金属のコアをはずすと歯の質が少なくなりかえって危険だと判断されるものに関してはそのコアをそのまま使用します。