平成18年度の
インプラント治療380本の成功率99%
去年の1年間に植立された
インプラントは380本ほどでした。そのうち私が250本ほど残りを篠山先生が植立しています。そのうちの3ヶ月以内での初期に感染して抜けたものは2本でした。そのうちの1本は再度植立をしなおして現在は全く問題なく機能しています。残りの1本はだめもとで骨がほとんどない部位に入れた5mmのとても短いものでした。ほぼ100%近い成功率ということになります。これは実をいうと経験のある歯科医院ならば同じような数字になるはずです。しかし、それ以外に過去に植立した
インプラントがあとから抜けたものだ確か、4~5本あります。短い6mmの
インプラントや条件が悪かったものがこういった運命をたどります。大抵は1本抜けてもいきなり咬めなくなることはありません。それらの失敗を含めた
インプラント生存率は97%ということになります。
インプラント治療で過去に1本も抜けたことがないという医院はまずありえないでしょう。多くの
症例を経験すると必ず数本は抜け落ちる経験をするはずです。
毎年、この成功率や生存率は向上しています。
インプラントもよくなっていますが私の技術や経験も向上しているからです。一度失敗したらその過ちを犯さないようにしています。CTを導入してからは間違いはほとんど起きなくなりました。
以前にもブログで書きましたが1年間に植立する本数が毎年急激に伸びている病院では必ずどこかにしわ寄せが来てしまうものです。それは私もいやというほど経験をしました。
インプラントの希望者が多くなると無理なことをしたり管理が甘くなりやすいと思います。私の病院では今ぐらいのペースがちょうどいい感じですね。