6日目
昨日の晩にスイスからバスでリヒテインシュタイン公国に入る。ここはスイスとオーストリアの間にある東京都の1/3程度の小さな王国である。山岳地帯に位置しとても自然に恵まれたすばらしい国である。ここに世界的に有名な歯科会社のイボクラ社がある。今日はここの見学が中心である。昨日からイボクラ社の社員3名と白水貿易の重役の方が同行していただき、夕食のおもてなしを受けていた。
世界各国からこの会社の見学および研修を受けるために集まってくるようで、この日もパキスタン人やスペイン人が研修を受けていた。この会社の主な製品はエンプレス、
E-MAXと呼ばれる鋳造流し込み式のセラミック素材や
セレックと呼ばれる院内
CAD/CAMのセラミック素材、人工歯、印象材、レジン樹脂、がほとんどである。世界の歯科用セラミックの原材料の加工の50%をこの工場で行っているということである。
午前中にセラミックの製造過程を工場内で説明されそれぞれの工程順に見学をおこなう。
その後、歯科の新しい製品紹介でコンポジットレジンの4SEASON、エンプレス、
E-MAXの説明があった。どのようなコンセプトで開発されたかをきめ細かく説明を受けた。どれもすばらしい製品であると感じた。