歯科医院は暇よりは忙しいほうがいい。今日は
インプラント・審美・
矯正と全てにバランスよく治療が出来たと思う。私は、前からこのブログにバランスの重要性を示してきた。1年ぐらい前までは
インプラントがメインでとにかくオペをして型を取り被せ物を被せるといったような単調な仕事が続いていた。それは以前に存在していた
矯正クリニックに
矯正患者や審美の患者を回していたためだ。去年の10月に閉院させてから今日で6ヶ月が経過していろいろなことが変化した。
矯正や審美の患者をみることで昔の本来の自分のスタイルを取り戻した感じで満足している。やはり歯科医療はバランスが重要で全ての分野からひとりの患者さんを見る必要があることを実感した。分業制は確かに効率も良い面はあるがデメリットも多くあった。それはひとつの分野から覗く目になってしまうこと。患者さんに対するサービスに差が出てしまうこと、2人のドクターの考えが完全に一致しないのでそのしわ寄せが患者さんに来てしまうこと。そして一人で2件以上の病院経営を完璧にこなすことなど私には無理なこと。6ヶ月を経過してひとつの医院に戻したことは正解だったと思う。
矯正クリニックはなくなり明日より新たに
『駒沢パークサイド歯科口腔外科』となり蘇ることになった。経営は完全に私とは関係がなく私の大学の後輩である
竹味先生が運営する。彼の専門分野は病院名にもある口腔外科である。簡単なものでは
抜歯、のう胞摘出、口腔粘膜病変、口腔内腫瘍、
インプラント治療、ホワイトニング、一般歯科、小児歯科などの治療をおこなうことを聞いている。
私に周りには竹味先生と同じように
高野先生の
『高野デンタルクリニック』がある。
私のクリニックではこの2人の歯科医院を提携医院としている。2人ともとてもやる気のある将来有望なドクターであり高野先生は私の病院で5年働き同じ駒沢で開業してもらった。そしてやる気のある竹味先生に病院を譲った。こんな関係の歯科医院は他の地域にはたぶんいないだろう。私が病気で倒れたときは副院長の篠山先生がこの病院のオーナーになり、見切れない患者さんは周りの高野先生や竹味先生が診てくれるだろう。
世田谷区駒沢地域の歯科医療のレベルは日に日に向上してくるはずである。