プロセラ
ジルコニア
今回の講演で一番多かったものはプロセラ
ジルコニアに関するものである。3月にドイツのケルンでのレポートしたように時代の流れはメタルフリーへと確実に進行している。日本ではプロセラ=
CAD/CAMといったことになり山崎長朗先生を筆頭に
審美歯科の世界では有名である。プロセラは私もセラミッククラウンの代名詞と思っていたが実は
CAD/CAMシステムのことを指していた。今年の4月まではプロセラを使用した曲げ強度400メガパスカルのアルミナプロセラのみが日本で認可されていたが5月からは900メガパスカル以上のプロセラ
ジルコニアが可能となった。プロセラのCAC/CAM装置で
ジルコニアを削りだすことが可能である。日本では今年認可ではあるが世界的には既に3年ほど前から製品化されている。
今回の講演で過去3年ほどのプロセラ
ジルコニアの臨床データも紹介され信頼性が向上したように思う。日本での患者さんに浸透するまではまだまだ時間を要するかもしれないが世界中で50社近くがこの
CAD/CAMを開発研究しているわけでプロセラもすぐに競争の原理でさらなる低価格での生産となろう。低価格になれば大型テレビのようにあっという間に浸透することも考えられる。