今日も昨日同様、他の歯科医院で
インプラント治療の計画をされている患者さんからのセカンドオピニオンとなった。最近の患者さんの傾向としてはインターネットで検索し、いろいろな情報をおもちになっているが担当する歯科医師の技術と経験で最終的には手術を受けるか決める傾向にある。当然のことではあるが、これは一極集中化という問題がおこってしまう。
インプラントの経験は非常に重要で骨の形状や硬さにより植立の
インプラントサイズや種類、手術方法を臨機応変にけなけらばいけない。即ちたくさんのインプランを植立すればいろいろなタイプの骨を経験できることになる。目安はひとりで500本ぐらい入れれば大体の骨を経験するのではないだろうか。しかし、これだけでは
インプラントの経験としては不足である。長期の経過を見届けてきたかが最終的に問題となる。
インプラントが植立されてすぐに取れる場合は感染や非常に条件の悪い部位に植立した場合である。それ以外はほぼ全て問題なく機能する。3年以降に抜ける場合は
インプラントが咬む力に負けて抜けるときがありこういったロスに対しても注意が必要である。そして、
インプラント周囲の汚れから
インプラント周囲炎にならないような管理が重要である。結論からいうと500本以上の
インプラントをひとりで植立して一人で10年間管理できて始めて本物ということになるだろう。
私の第1
症例はすでに14年経過で問題なくいまだに機能している。そして管理中の
インプラントは2000〜3000本ということになりそうだ。