昨日に引き続き
矯正治療に対しても経験年数と
症例数の関係をお伝えしたい。
矯正治療は
症例数も当然大事であるが経験年数が最も重要なファクターであろう。
矯正治療の場合、治療を開始してから治療が完全に終わるのに4年ぐらいかかる。(動かしている期間が2年以内で保定期間が2年)さらにその長期的な予後を観察する期間が数年必要だと考えると6〜8年は必要ということになるだろう。
症例数に関しては当然多ければ多いほどよいが大学病院の
矯正のドクターが任せられる
症例数は1年目で30人ぐらいであろうか。一般開業医の場合は1ヶ月に2~3人の新規の患者がくる程度で1年間で36人。50~100人の患者を最低6~8年続けなければ一人前とはいえないだろう。私が一番初めに
矯正を始めたのはやはり14年前で本格的にはじめたのは12年前である。途中4年間は
矯正クリニックのドクターがおこなっていたが細々とその間も治療は継続していた。そして昨年からは新体制のもと一月に80~100人の
矯正患者を診察している。さらに
矯正専門医の受け持つ患者が30人ぐらいということから
矯正中心のクリニックということもいえるだろう。