2007年 07月 04日 ( 水 ) 星野個人の話

矯正患者が順調にフィニッシュ

昨年の１０月から矯正クリニックの患者さん約１００人を全て引き継いでからすでに９ヶ月が経過し、６割の患者さんが最終仕上げとなり、フィニッシュとなった。 新しいシステムを導入（ワイヤーレス矯正）し、毎日のように矯正の患者さんの相談が入るようになった。９ヶ月でこれだけ変えることが出来るのだからやる気さえあれば何でも変えることが出来るという自信に繋がっている。 矯正患者の８割の方がデーモンシステムを最終的に選択されているのが現状である。見た目だけで装置を選ぶ時代は終わったということだろうか。痛みが少なく早く動き通院間隔が２ヶ月というこの装置は現代の忙しい方には良いのかもしれない。実際にデーモンシステムの場合は歯はとても動くのに患者さんから痛くて我慢できないといったクレームはほとんどない。 多くの患者さんは歯を強く引っ張れば早く動くというような安易な考えを持っているようだが医学的には強く歯に力を掛けると歯の周囲の血管が圧迫されて血行不良になるために骨の吸収と添加という骨細胞の活動を妨げてしまい動きは悪くなってしまう。指で皮膚の上を軽く押すとへこむこの程度の力で十分である。 デーモンシステムはワイヤーに特殊な形状記憶の超低弾性のワイヤーをむりなくワイヤーと歯の表面に装着した無摩擦抵抗の装置との組み合わせで弱い力で歯が自由に動ける環境を作り出している。