講義2日目
行きの飛行機が到着したとき以外は毎日のように晴れ渡っている中、フランクのワイナリーへ向かう。今日の講義内容はサイナスリフト法の合併症、ショート
インプラントコンセプト、
インプラントの合併症についてである。どれもすばらしい内容である。実をいうと今回の講義を受ける前まではあまりフランクのことを知らずあまり期待をしていなかった。
ショート
インプラントコンセプト中心のつまらないものになるのではないかと予想していたからだ。しかし、ショート
インプラントコンセプトについてはほんの少しの時間しか割かれておらずひたすらサイナスリフト法と
インプラントの失敗やその対処法についてのすばらしい講義内容であった。これだけの多くの経験を積んだ先生が開発したショート
インプラントコンセプトの背景がよくわかった。そしてフランク本人が常にしっかりとした自分なりの評価基準を持ち、自己評価し改善をされている姿勢をすばらしく思えた。毎回自分のオペに対するレポートを最低1ページ書いているとのこと。(昔は1本の
インプラントにつき1ページ)これこそが本物の
インプラントドクターであるということがよくわかった。どのような姿勢で患者と接しているか?これが一番重要なことだと思う。彼の講義の途中でわかったことは、常に自分の娘に対して治療をするのと同じように患者に接しているという姿勢だ。偉大なドクターは常に患者思いである。それと彼のすばらしい人間性は見習いたいと思う。見ず知らずの20人に及ぶ日本人を自分のプライベートなワイナリーやゲストハウスに招いてのランチやディナーは真似のできない芸当である。