読者の皆さん、急に秋らしくなりましたね!
いよいよ、診療の秋 到来です。じっくりと治療が出来る気候になりました。
アポイント帳を見ると急に新患の予約がぎっちりと隙間なく入るようになりました。
今日もぎっしりと患者さんが入っていた。朝一番の患者さんは
インプラント相談の患者さんで奥様の紹介である。奥様には既に数本の
インプラントが入っている状況でご主人さまも歯がない状態で欠損部が7箇所あった。このように口の中でところどころに欠損部がある場合にどこから治療を始めるかが重要なポイントである。7本の欠損を一度に治す経済的な余裕のある方なら何も考える必要はない。しかし、大抵の場合は一度にできないことの方が多い。そこで私は一番キーポイントになる歯を回復することを患者さんにはお勧めしている。7本のうち見た目と咬む機能を共に回復できる小臼歯部から行い、最後方の1本欠損は最後に回す。7本を2~3回のオペに分けて数年かけて完全回復する。一生使うことになるわけだから5年ぐらいで全てが治ればいいと思う。
次の患者さんは嘔吐反射の強い患者さんで型取りや
インプラントオペやレントゲン撮影で苦労をした方だ。型取りも通常なら全ての歯を一度に取るが半分ずつ型を上下合計4つ取る方法で対処した。今日は最終の被せ物を3本装着した。
午前の後半は
インプラント7本など14本の上顎全てを回復するケース。
インプラントとのオペの次に重要なのが型をとる行為である。良い歯型が良い被せ物に繋がるからだ。
午後最後の患者さんは9月末に引越しされるということで短期間で集中治療を行っている患者さんである。上顎12本を
インプラント6本と被せ物で修復するケースである。
インプラントの種類も最速の骨結合が得れるITI
ストローマンインプラントSLActiveを使用。次回のアポイントでは型取りとなり最終的には
ジルコニアで全ての歯を回復していく予定だ。
お昼は10分以内で済ませて午後の診療に突入!
午後の最初の患者さんは
インプラント矯正アンカーを使用した超難
症例の
矯正の患者さんである。多分、他の病院でなら整形外科で治療となった
症例である。
デーモン矯正装置と
インプラントアンカーの組み合わせは最強である。恐ろしく歯が動いていく。下顎の大臼歯2本がまとめて前方に6ヶ月で5mm移動する。
矯正の常識を覆すような動きが可能だ。
午後の中盤は
デーモン矯正の14本のブラケット装着。ブラケットを歯に貼り付ける操作である。
矯正治療においては診断の次に重要なセクションである。ブラケットが間違った位置についていると効率の悪く治療期間が長くなってしまう。そうしたことか私はブラケットは全てゲージを使用しながら歯の軸をレントゲンを見ながらつけるようにしている。
最後の患者さんは
インプラントのオペである。この患者さんとはすでに7~8年ぐらいだろうか。朝一番の夫婦で
インプラントを私がおこなっている患者さんである。夫婦で
インプラントという患者さんはとても多い。どちらかが先に
インプラントをして咬めるようになるとしばらくして紹介してくるパターンである。夫婦でお互い健康になっておいしいものを食べて長生きをしようということだろう。フランスに行って夫婦の愛は大事だと思ったこともあり、私にとっては夫婦で通院してくることは大変うれしいことである。
今日の
インプラントデータ
右下6番 歯周病により
抜歯して2ヶ月後に植立
直径4.8mm×8mmITI
ストローマンインプラント植立
オペ時間10分以内
骨質2度
切開法
久しぶりにブログを自由に書ける状態になったので今日は思いっきり書いてしまいました(笑)