9月から3回目の休日返上で研修会、臨時治療となった。去年から何度も問い合わせをして
インビザラインの講習会参加の意志を伝えていたが定員いっぱいということで、1年越しで研修会に参加することができた。
インビザラインとは
マウスピース矯正の一種であり
矯正治療の専門的な知識のある
矯正専門医もしくは5年以上の
矯正臨床経験があり
矯正治療の1年コースを受講していることがこの
インビザラインドクターになる条件である。この条件はなかなかの難関である。
星野歯科においてはすでに井本先生が
インビザラインドクターであり今回の研修会で私も
インビザラインドクターに正式に登録された。
インビザラインは
矯正の診査診断の能力なしには始めることはできない。ワイヤー
矯正の利点や欠点を知り、
矯正経験がないものではどのように歯を動かしていくかという計画が立たず
インビザラインを行うことはできない。
インビザラインでは口腔内写真5点、顔写真3点とパノラマレントゲン画像の添付が義務付けられていて、
マウスピースを製作するまでにコンピューター画面上で3次元的にシュミレーションをおこない治療計画を正確に立案しなければいけない。この計画が狂えば全てが失敗となるからだ。術前の一つの歯型から専用
CTスキャンで画像を取り込みPC上で歯を自由に動かすことができる。
インプラントの世界でいうシムプラントと同じでシュミレーション診断をおこなう。シュミレーションがOKであれば、アライナーと呼ばれる
マウスピースを最終段階まで20個ほど滅菌されたパックでアメリカより送られてくる。その
マウスピースを患者さんに提供して
矯正治療を完了させる。