自分の中で1回の治療時間が90分を超える治療を大物と呼んでいる。今日は午前中に大物2人と午後はとてもかわいそうなケースの
インプラント相談1人と
矯正治療数人がメインである。
大物の1人目は先週、
ジルコニアオールセラミッククラウンの奥歯7本の試適操作をした患者さんである。特に難しい点は噛み合わせである。安定に時間がかかり慎重に進めている。フルマウス(上か下かの全ての歯を治す
症例)に関しては噛み合わせが大きく狂っていることが多く慎重さが要求される。
もう一人は
インプラント併用
義歯から完全固定式に変更をご希望された患者さんである。現時点では7本の
インプラントが植立されていてもう少しで増骨が完了し8本目の
インプラントが追加できる状態である。本日はドルダーバーを撤去しヘッドを立て直して
インプラントの上部14本の歯をレジン樹脂で回復させた。
午後の
インプラント相談の患者さんは他の病院で
インプラントを植立された状態で上部構造体から治療の続きをご希望された。しかし、
インプラントの植立位置の問題や周囲の骨の問題があり困難が予想される。本来なら最後まで
インプラントを植立した歯科医院がその患者に対して責任を負うべきである。このようなケースは最近では珍しいことではない。これからはいろいろと問題となるだろう。