毎日のように1日1回は30~60分間患者さんとPCモニターを前に
インプラントもしくは
矯正の診断が行われている。先週、私が袖ヶ浦の飯島先生のクリニックで講義を聞いたときも患者との話す時間の重要性すなわちインフォームドコンセントの重要性を再確認させられた。飯島先生のクリニックでは最低3回(合計3時間)の患者さんとの話し合いをもっているということ。私の場合はもう少し少ない2回ぐらいの合計90分ぐらいだろうか。ホームページである程度私の考え方をお伝えしている分だけコンサルティングの時間は短縮されていると思う。
最低限お話しなければいけないことは治療方法、治療費、治療期間である。それ以外には健康状態、経済状態、治療に対する希望、過去の歯科治療歴などである。さらに時間があればプライベートなことについても話でもいいと思う。
その場限りのコンサルテーションでは意味がないので、10年先を考えた治療の提案をするようにしている。飯島先生はこれからは20年先まで考えなければいけないということだった。
飯島先生のクリニックではコンサルティングのほとんどはスタッフがおこなっているが私のクリニックでは私が直接行う方が多いと思う。スタッフを間に入れることはドクターに直接言えないようなことがスタッフならいいやすいケースがあるからだ。スタッフで第1回目に患者の細かい内情を知り、2回目に治療計画についてドクターがおこない、第3回目にスタッフが患者と先生の考えを最終調整を行うのが理想的だろう。
コンサルティングにはある程度の道具が必要だと思う。最低でも口腔内写真、レントゲン写真、治療のサンプル画像あるいはサンプル模型である。患者がはじめ聞く慣れない歯科用語は極力言わないようにしている。また、恐怖心をあおる様な言葉も避けるようにしている。とにかく自分を信用していただくように患者さんと話をすること。これなしにはその先の治療につながらない。
患者さんが良く理解した上で治療すれば大きな
トラブルに陥ることは避けられるはずだ。全ては最初が肝心なのだ。