インプラントの業界に長年いるといろいろな業界の再編の時期を経験する。
ノーベルバイオケア社が扱うブローネマルク
インプラントとリプレイスセレクト
インプラント
そして
ストローマン社が扱う
ストローマンITI
インプラントが世界
インプラント市場の４割をこの２社で取り合っている。この４０年間はこの２社が業界をリードしてきたことに間違いない。どちらかが優位になる時期があり昨年から今年は
ノーベルバイオケア社が優位であった。さまざまな新しいコンセプトの
インプラントを市場に多く提供し
インプラントユーザーをひきつけてきた。しかし、新しい技術には必ず長期的に残る技術としばらくすると市場から抹殺されるものとに分かれてしまう。常に市場がその
インプラントや技術に対して評価を与えて売れないものは＝使えないものはなくなってしまう。来年は
ノーベルバイオケア製品に対して評価されることとなるだろう。
そして来年は
ストローマン社が新たな
インプラントを市場に投入して巻き返しに挑む年となろう。もともと
インプラントの表面性状では
ストローマンの方が優位であるために後発の改良された新しい
インプラントが市場に出回れば
ストローマンが優位に立つことは目に見えている。
１０月の末にバルセロナのEAOミーティングで
ストローマン社はBONE LEVELIMPLANT を発表した。表面性状はＳＬＡｃｔｉｖｅでありプラットホームスイッチングタイプの審美
インプラントである。内面には４角の面がありアバットメントをしっかりと受け止めることが出来る構造となっている。
プラットフォームスイッチング
インプラントには
アンキロス、アストラテック、3i、
バイコンがあり、
アンキロスが内径2.5mmで新しいボーンレベル
インプラントが3mmである。
アンキロスに比較すると内面に4角がありアバットメントが定位置に固定できる点が優位である。さらに太さは3.3mm、4.1mm、4.8mmで長さは8,10,12,14�个�ラインナップされている。
上部構造にはミリングシリンダー、アングルヘッドなどが揃っている。あらゆる審美
インプラントのよさを取り込んだ理想的な
インプラントである。問題はコスト面と日本市場の投入のタイミングであろう。
詳しい情報が入り次第またお伝えしたい。
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