先週は1週間お休みをいただいていた影響で2週間
インプラントオペを入れてなかった。今日は久しぶりのオペとなった。いろいろなケースをこなしてきたが今年はとにかく
インプラントの
トラブルケースを対処した年になったと思う。自分のクリニック内の
トラブルに関しては全てフォローできたと思うが問題になるのは他のクリニックで行われた
トラブルケースである。今日お話しした患者にも友人で
インプラント治療で問題が出ている患者がいるということで
インプラント治療を見合わせたいという方がいた。
インプラント本体をいれてから何らかの症状が出て問題になっている方や
インプラントの上部構造体に問題が出ているケースや間違った使用法をされたケースなど多種にわたる。
インプラントの失敗についてもっとも詳しく書かれているホームページはたぶん私のホームページだろう。良いことだけ書いてもしょうがない。
きちんと正しい使い方をしていればほとんどの方を幸せにすることができるはずの
インプラント治療は最近、評判を落としているように思う。
2000年になる前から誰よりもはやくに
インプラントのホームページを立ち上げて啓蒙活動をおこなってきたがここ数年は間違った方向に動いていると思う。誰でもが簡単に
インプラント治療をするようになったからそこに問題がある。一部の間違った使い方をするドクターたちが
インプラント治療の評判を落としているように思う。まじめに正しく使っていても周りが失敗
症例を生み出してくれれば努力も水の泡である。
最近のネット経由の患者さんはほとんどが数件をまわってきているか、何らかの
トラブルを抱えてくる方ばかりである。
もっとすべての歯科医師のレベルを上げないと日本国民は幸せになれないだろう。
今日はお昼に2人のスタディーグループのメンバーと電話をして
インプラント関係のお話をした。一人の先生とは先ほど書いた内容のことである。お昼に話してから家に帰るまで
トラブルケースのことを考えていた。もう一人の先生とはスタディグループの今後のことに対してお話をした。その中でメーカー主導の体質をなんとかしてほしいと提案させてもらった。
総合的にいうとそろそろ私たちの年代のドクターは教育に回らなければいけない時期であると痛感する。正しい
インプラントの知識や考え方を経験不足の先生たちに伝授する必要があると思う。それが日本国民を幸せな道に誘導する早道かもしれない。来年は2〜4月にかけて3回の
インプラント関係の講演依頼を受けている。周りの歯科関係者がお願いしてきている。自分が
インプラントから離れようとすると追手が来る(笑)それだけ求められるようになったのだから断る理由もないし名誉なことだから引き受けようと思う。
患者さんからは何とかして!と・・・何とかしたいけど
やれるだけやります。