今日は最近進化を遂げている舌側
矯正について書いてみよう。
矯正治療においてネックとなるのはワイヤーやブラケットが見えるといった一次的な審美障害である。これに対してこの1年間患者さんにお勧めしてきたのが透明な取り外しができる
マウスピース型の
矯正装置である
インビザラインや
アクアシステムである。結果としては予想以上に動きがよいので多くの前歯だけの歯並びを改善するような
症例に対して大変有効であることがわかった。しかし、奥歯も積極的に動かさなければいけないような
症例に対してはやはりワイヤーの方が仕上がりがよいと思う。この場合は舌側のワイヤー
矯正が選択肢として挙がる。
井本先生とお昼に舌側
矯正の新しい考え方についてお話することができた。私も数年前に受講したことがある舌側
矯正の大家であるフィリオン先生のコースを最近、井本先生も受講をされたようである。相当に考え方がや装置に変更が加えられて舌側
矯正のイメージが変わった。
日本舌側
矯正で有名な竹本先生が開発した小型な舌側装置であるSTBと前歯は角ワイヤー臼歯部はラウンドのハイブリッドワイヤーを使用することで
抜歯ケースにおいての隙間をわずか5か月で閉鎖することができるという画期的なシステムである。従来型ならば7〜8ヶ月以上はかかったものがこれだけのスピードでしかも前歯の歯の軸をコントロールしながらスペースの閉鎖ができるのは魅力てきである。
来週、私も日本一と呼ばれる竹本先生の舌側
矯正のセミナーを受講する予定である。この中で同じような話が出てくるかもしれない。
舌側
矯正もスピード化されて進化をとげているので、来年はこちらの治療比率も高くなるかもしれない。