今年１年間もあと１か月を切ってきた。一昨年、昨年は４１２本３８０本前後を超える
インプラントをいれ、今年は今現時点で３３０本ほどである。その大半を
アンキロスインプラントと
ストローマンインプラントが占める。初期の段階で脱落したものは即時加重の上顎のall on fourケースのみで５本植立したうちの４本がロストした。
リカバリーは
アンキロスインプラントでおこなう。今のところ
アンキロスインプラントでのロスは導入から１本もない。大抵の
インプラントは導入時期にロストがあるものだがそれが１本もない良好な成績である。
ストローマンインプラントに関しても今年はゼロに抑えることができた。今年の目標である安全性についても神経麻痺症状が出たケースが２名いたが回復した。２０
症例以上のサイナスリフト
症例においては全て骨が回復した
インプラント植立がおこなえた。昨年、植立したもので今年に入ってロストしたものはやはりブローネマルク
インプラントであった。
ブローネマルクのケースにおいてall on four は即時加重に対して直径４．０×１８�弌■粥ィ亜滷隠記弌滷暇棔■粥ィ悪弌滷隠貝个裡緩椶垢戮討砲�いて５０N以上の埋入値であったが数週間後に次々に吸収して脱落をおこした。もうひとケースはピンポイントサージ
ガイド狙い撃ちのケースにおいて超難
症例のソフトボーンにおいて直径４．０�弌滷隠悪个�よび前歯の正中のわずかに５�个靴�ない骨にショート
インプラント直径５．０�弌滷鍬个錬瓦�月以上の治癒期間後に加重したものの数週間で脱落した。これらの共通点はともに骨の少ない咬合力の強い難
症例であったことだ。それと表面構造の問題もあるように思う。
また長期機能していたもので脱落したものは
ストローマンインプラントで８年経過後に１本、５年経過で６��
インプラントが１本といった感じである。
インプラントは一度咬合機能を回復するとそう簡単には抜けることはない。抜ける場合のほとんどは周りの歯が歯周病でぐらつき
インプラントにほぼ全ての咬合圧がかかったときに抜け落ちる。抜けたケースにおいては数ヵ月後に再度植立のやり直しで１００％の成功率となる。
今書いたことは３０００本以上を１５年間にいれてフォローする中での話であるので抜ける割合がいかに低いかがわかると思う。
インプラント治療ははじめに診断が最も重要であり今年１年は診断に重きを置き時間をかけてからオペに臨んだ毎日であった。
ＣＴを最大限利用することでリスクは最小限になり結果的には安全なオペができるようになる。それとオペの件数を月に２０件ほどに抑えることで神経を集中してオペができるようである。結果的には総本数は５０本ほど低下したが初期の失敗
症例は１ケース、１年以内の失敗ケースが１ケース、長期経過ケースで２ケースという結果である。
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