予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:パーキンソン患者のインプラントオペ

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2007年 12月 03日 ( 月 ) 患者さんとの話

パーキンソン患者のインプラントオペ

全身疾患を伴ったインプラント患者さんの外科処置に対しては相当に気を使うことになる。大抵の場合多くの薬を処方されていることが多くインプラントオペで使用される麻酔薬、抗生物質、痛み止めとの相性を調べる必要がある。さらに高血圧や糖尿病、など成人病を併発しているケースがあり、患者さんによっては健康診断を相当前に行っていて今の状況が分からないケースがある。このような方は特に要注意である。麻酔薬の血圧上昇効果と緊張が重なり、通常上が１５０の血圧がみるみるあがり２００を超えたことがある。

今日の患者さんはパーキンソン病で５種類の内服薬を飲まれていた。薬剤の本で相性の確認をしたのちに念のために処方された病院に問い合わせをした。

また、全身疾患がある方の傷の治りは総じて治りが悪いためになるべく外科的な損傷を与えないようなオペと素早いオペが重要である。本日はフラップレス法を選択して素早く腫れや痛みが少ない方法とした。

本日のオペデータ

左上４番　直径４．１㎜×１０㎜　 SPストローマン インプラント
左上５番　直径４．８㎜×　８㎜　 SPストローマン インプラント
左上６番　直径４．８㎜×１０㎜　 SPストローマン インプラント

フラップレス法＋ソケットサイナスリフト法併用、特に５番は３㎜の骨に対して５㎜以上の増骨とした。それ以外は２㎜程度のソケットリフトで対処した。

オペ時間　４０分間
骨質２度
治癒期間４，６番は２か月、５番は６か月とする

　

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