今回のセミナーにおいて以前に受講したフィリオン先生のセミナーの内容とは相当に変わり進化していることがわかった。５年を経過すると昔の情報も今の歯科のレベルとはかけ離れて低いレベルであることに気づく。舌側
矯正装置はまだまだ発展途上の段階であり、さらに快適で治療期間の短縮が予想される。前歯領域のMTMレベルの
矯正は
アクアシステムなどの
マウスピース矯正が第一選択肢であり、舌側
矯正装置でのMTMはあまり考えに入ってなかった。しかし、今回のセミナーから前歯のMTMにはSTBブラケットの方が発音障害もなく違和感が少なく早く正確に歯を動かせることが確認できた。また舌側
矯正のセットアップ模型の簡単な作り方もわかり今後
星野歯科でも応用可能であることがわかった。
舌側
矯正と唇側の
矯正装置では全く異なった歯の動きをすることからワイヤーの選択やループのつける位置などすべてにおいて違う
矯正法であることが改めて理解された。また今までの自分の臨床例と比較しながらの講演内容であり大変ためになった。
来年度は舌側
矯正の比率を少し高めてみようと思う。
毎度のことであるが、
矯正セミナーに参加しても知り合いの先生がひとりもいないことが多く。今回も大学関係者や
矯正専門医ばかりである。今回のセミナーも前回受講した
インビザラインの受講資格が
矯正専門医に限られていたからだ。
矯正専門医は大学で５年以上
矯正科に残り
症例発表をこなすことで専門医という資格を得ることができる。私のように補綴から入り同時に独学でいろいろな
矯正の講習会を受講して
矯正歴１３年という方は皆無である。大学とは無縁であり同期の歯科医とも会うことは稀である。しかし、今のスタンスを１０年続ければどの
矯正の講習会に参加しても知り合いの先生がいる状態になるだろう。
インプラントに関してはどこにいっても知り合いの先生が必ず数名いる。
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