私のコンセプトは自分の眼と経験からもっともよい材料と治療法を選択することである。すなわち、ひとつのメーカーとはお付き合いしない方針である。良いものは取り入れるが悪いものはすぐに切り捨てる方針である。今年はこのメーカーでも来年は他のメーカーということも十分にあり得る。
たとえば
インプラントに関しては前年度は
ストローマンインプラントがメインであったが今は
アンキロスインプラントがメインである。しかし、来年は逆転するかもしれないしその他の
インプラントを使用するかもしれない。それぐらいに歯科の治療というのは流動的である。良いものをみつければそれを使用するし悪ければ使用しない。当たり前のことだ。そして同じものであるば低価格のものを使用するのは市場の原理である。
自分の身内の治療をするときに一番いい材質や自分が信頼している材料を使用するのは当然であるが私の患者さんには全く同じような材料を使用していきたいと考えている。このスタンスは来年度の大きな改革で実現させる予定である。