予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:骨を回復させて7本のインプラント植立

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2008年 01月 18日 ( 金 ) インプラント症例

骨を回復させて7本のインプラント植立

今日の午後は私の担当のインプラントオペが1件行われた。この患者さんは前歯の骨の薄い部分にはべニアグラフト法を行い、左右の臼歯部には骨の高さを増やすサイナスリフト法を行った。増骨法がなければインプラント植立はできない症例である。増骨に関しては現在ではそれほど難しい術式ではなく確立されている。骨ができたことをＣＴ検査で確認してインプラント7本の植立をおこなった。インプラントは骨があれば非常に簡単にできると私は思っている。骨が少ないから無理な入れ方をして問題が発生するのであって、骨を作れば難易度ノーマルケースに変わってしまうからだ。

本日のオペデータ

右上6番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント
右上5番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント
右上2番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント
左上1番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント
左上3番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント
左上5番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント
左上6番直径３．５㎜×9.5 Aタイプ　アンキロスインプラント

骨質　３度　２か月待ち
オペ時間７５分間
静脈鎮静法併用

午前中には同じように欠損部がある似たようなケースの患者さまがインプラントの御相談にいらした。有名なインプラントの歯科医院を11件まわって私のところにたどり着いた。私がなんとか最終のクリニックになればいいと思う。とにかくいろいろな増骨法に関して心配をされていた。

1年間のインプラントオペのうち増骨を全くしないケースの方が実は珍しい。毎回のように増骨を行うとそれほど難しいと思うことはなくなる。

４本で上顎のすべてを治した方がいいのかそれとも８本入れた方がいいのかといったお話がでてきた。

骨が少ないケースではど当然のことながら８本あった方がいいことは誰でもわかるだろう。インプラント１本につき２本程度の歯しか力を負担できないと考えれば８×２＝１６本ということで上顎の歯は１４本であるから余裕があることになる。４×２＝８　と考えると１４本の回復は無理で最大で１０本程度にした方が無難であることがわかる。４本で１２本もしくは１０本の歯を装着すると仮に１本がロストした場合は長期の保証は見込めないことになる。

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