短い人生でも質の高い生活を送りたいと考える人はとても多いと思う。ある病と闘っている患者様とお話をして、残りの人生を過ごすにあたってQOLを求めて短命でもいいのか?それともQOLを捨ててなんとか生きていく方がいいのか?で15分ほどお話をすることができた。自分の人生で好きなようにして短命でもいいから生きていくという考え方もあるし、周りの歩とのためになんとか生きていくという考え方もあると思う。明日まで病の治療法を選択しなければいけないということで私に素直に治療の状況を話してくれた。
歯科においても同じことが言える。例えば歯を失った場合、
義歯や長持ちしないブリッジでなんとか繋いで生きていくのか?それとも
インプラントで欠損部を治してバリバリと好きなものを食べて生きていくのかで生活も変わり、その人の人生に対する生き方にも影響が出てくると思う。
もうひとりの患者様ともお話をすることができた。この方は長年大学病院に通院されていたが一向によくならなかった。インターネットを介して私の病院にたどり着き、
インプラント治療で何とか食べる機能を回復することができた。飲食店のオーナーをしているにもかかわらず、それまでは他人と食べることが苦痛でしかたがなかったようで、
インプラント治療後はバリバリと何でも食べてとても元気になられた。今年に入って改装した私の医院のトイレと受付を見て、自分のイタリアンレストランの改装を決断したお話を数10分間話された。
このようにわれわれ歯科医師(特に
インプラント治療)は確実にQOLを高い水準まで引き上げることができる。
そして、今現在命にかかわる病と闘われている患者様には『歯科でいう
インプラント治療で快適に暮らすか?
義歯でつまらい食事を続けるか違いと同じようにOO治療の方がいいと思います。』というアドバイスをして患者様も『先生の意見を参考にしてOO治療を選択すると思うよ』ということでクリニックを後にした。
私の生き方も常にQOLを高めて生きたいと思う。そして悔いのないように歯科治療をしていきたいと思う。