5月の後半は
インプラントのオペが集中していて、ほぼ毎日行われてきた。
インプラント治療は世間的には多くの方が知るようにはなったものの、患者様にとってはまだまだハードルが高い治療である。料金面、精神面を乗り越えないと治療に結び付かないように思う。
口の中の欠損が多い場合には
インプラントの本数が多くなることから治療費が車1台分となることも少なくない。
精神面については異物を体の中に埋め込むという行為をしなければいけないので『痛み、腫れ、怖さ』という恐怖を乗り越えなければいけない。しかし、実際は歯の
抜歯とほぼ同等の腫れと痛みであり、患者様が予想するものよりずっと楽なことが多い。担当のドクターとの信頼関係でも精神面を乗り越えるハードルは高くも低くもなるように思う。われわれ歯科医やスタッフはこのハードルを低くするために多くの説明を必要とされている。
インプラント治療を一度受けたことのある患者様は
インプラント治療のよさを実感しているのでハードルが低くなっている。その結果として、歯が悪くなる方は何度も
インプラントオペに踏み切ることができるのである。