毎日のようにニュースで中国の地震の情報が伝えられるようになった。以前の中国では考えられないほどの詳しい情報を世界に発信しているように思う。同じアジアで起こっている惨事はいずれは関東地方でも同じようなことが起こることが考えられる。日本は世界的にみても太平洋プレートなど3つのプレートが重なる特異な環境であり、プレートの反動から地震が必ず起こる地域でもある。そのため、国内では常に地震に対しての備えを考慮して耐震性のある建造物を建てたり、インフラを整備してきた。今回の中国では神戸の震災の30倍という巨大地震ではあったが地震に対する備えという考えはなかったのだと思う。東京で同じことが起きればビルが倒壊するというよりは火災が起こることが予想されている。すなわち地震火災による死者が国内では多く出るということだ。
毎日、悲惨な状況のニュースを聞いていると何かできないかという気持ちになってはいるものの無力であることに気づく。
オリンピックもこのまま開催することはどうなのだろうか?といった疑問を感じてしまう。これだけの被害を出しながらすんなりとオリンピックを開催して世界中の人々が喜ぶのだろうか。平和の祭典であるならば、オリンピックに注ぎ込む資金で救済活動をしたらどうだろうか。しかし、中国のメンツというものがあるから、逆にオリンピックを成功させて乗り切ろうという考えなのだろう。聖火リレーに関しては個人的には全く意味がないように思う。ガードマンに守られて自由を奪われながら聖火リレーをすることに何の意味があるのだろう。
歯科の治療とは全く関係のない内容ではあるが、歯科よりも重要なことというのも存在することは事実であり、無関心な世の中でもう少し世の中のことを考えて生きていかなければいけないと思う。