めいぼう-こうし 【明眸皓歯】
明眸皓歯 意味
美女の形容。美しく澄んだ目もとと、白く美しい歯並びの意から。非業の死を遂げた楊貴妃ようきひをしのんで、唐の詩人杜甫とほが作った詩の語で、もとは楊貴妃の美貌びぼうを形容した語。▽「眸」は瞳ひとみのこと。「皓」は白くきれいなこと。「皓」は「皎」とも書く。「皓歯明眸こうしめいぼう」ともいう。
このような美人の条件のひとつに白くきれいな歯並びというのがある。わたしも女性を見るときは口から見てしまう。いわゆる職業病であり入社したスタッフの悪い歯並びはとても気になってしまう。そういうこともあり、歯並びの悪いスタッフは皆、
矯正治療をおこなっている。また、汚いつめものがある場合はきれいなものに取り換えるように催促している。
それでは、歯並びがきれいだけでは美人ということにはならない。顔に調和した唇に対して正しい歯並びがあり、その上で白くきれいな歯が並んでいることが条件である。
上顎の前歯は左右対称であり左右の瞳孔をむすんだラインと平行であり顔の中心に位置していること。前歯の先は下唇の中央より内側の少し湿った唇に軽く触れる程度に位置することがよい位置関係と言える。
歯だけを見ていると間違った位置に歯を修復してしまう可能性があるので前歯の治療では常に患者様の顔全体を見ながらその方の輪郭や目の位置を気にしながら歯を整えていくようにしている。