世界的には歯科の分野はすごい勢いで発展している。このことは本日参加したセラミック関係のセミナーでも感じることができた。しかし、日本においては保険制度があるので患者様も歯科医師もその変化にあまり気づいていない。そして、その大きな変化に気付かずにいると保険制度が改革された途端に経営不振となるだろう。
歯科の詰め物に金属を使用することが今は当たり前のこととされているがこの常識はすでに海外では古い常識となっている。
すべての詰め物や被せものはセラミック系の材質となり金属はなくなりつつある。
その理由は幾度となくこのブログで書いているので省略する。
歯科で型取りという行為をしたことがある患者様は非常に多いと思われる(粘土のような材質を口の中で固める作業である)がこの行為に関してもいずれは今とは全く違った方法が主流になることが予想される。
そして、歯を加工する歯科
技工士の仕事の内容も
CAD/CAMの出現により全く変わることも予想される。(ハンドメイドから省略できる部分は機械でおこなう)
そして、歯科業界へ大企業が参入してくることも予想される。
テレビの液晶化、薄型化、ワイド化を見ていると新しい機種が出たころは価格が高くて買い手が少ない。しかし、次第に普及すると次第に低価格になり一気に広がりを見せる。
歯科業界の
CTスキャンの普及が液晶テレビと同じと言えるだろう。私が導入した3年目には東京でも10件程度であったが今は100件ぐらいはあるのだと思う。その理由として低価格、小型化したことが一番の理由である。そして良いものは必ず売れる。