CAD=コンピューター援用設計システム
CAD=コンピューター援用製造システム
日本の製造業の多くで取り入れられているシステムであるが歯科でもこの流れが大きくなりつつある。私のクリニック内にはセラミック修復物を即時に製作できる
セレックの他に、
技工所においては
セルコン(
ジルコニアの加工)ゼノシステム(
ジルコニアの加工)の3種類を使い分けている。今年の頭から金属の詰め物や被せものは5〜10%程度に低下してきた。まだ完全にメタルをなくすことはできないがこのパーセンテージは来年には限りなく0%になることが予測されている。
ノリタケ社が提供するのはカタナと呼ばれる
ジルコニアコーピングのデリバリーシステムでありいろいろな9種類のカラーバリエーションがあるのが特徴である。
ノーベルバイオケア社が提供するのはプロセラがある。
いま、お話したものはほとんどが
ジルコニアの加工に使用されている
CAD/CAMシステムであるが実はそれ以外にはチタンや他の金属の加工、硬質レジンブロックなどの材料の塊から修復物を加工することができる。
診療室内で使用されるものは
セレック、エンジェルクラウン
歯科
技工所で使用されるものは
セルコン、エベレスト、ラバ、などであり
ビックメーカー経由のものは カタナ、ゼノ、プロセラ、エチコン
などがある。2年前のワールドデンタルショーでみた感じではほとんどすべての歯科メーカーが
CAD/CAMを何らかの形で歯科に導入していて今後さらに多くのメーカーが参入してくることが予想される。
金属がなくなりすべてが
ジルコニアもしくはセラミック単体の材質になることが予想される。