平成17年10月以降
ジルコニアを導入してからさまざまなケースに応用してきた。現在までに358本ほどを患者様の口腔内に装着してきた。昨年まではセラミッククラウンの比率の方が多かったが今年はメタルフリーを実行しメタルが使われているセラミッククラウンの比率は2割ほどにまで低下してきた。
ジルコニアセラミッククラウンは今までのメタルのフレームの代わりに
ジルコニアフレームに置き換わっていて強度や生体親和性が向上し、体にやさしい材質となっている。
トラブルについてはメタルセラミッククラウンで経験してきたチッピングは非常に少ないが全くないわけではない。
咬み合わせの強い歯ぎしりやくりしばりをする患者様においてはいままでのセラミッククラウン同様にチッピングが見られた。
フィット感に関しては私のクリニックとラボで少しずつ改良を重ねた結果現在は非常に良好になった。歯の削り方とラボでの微妙なフィットの微調整でフィットはかなり変わるようだ。
いろいろな
ジルコニアの取扱の注意点が次第に各メーカーで公表されるようになったので詳しくは9月23日の大信貿易主催の講演会『
CAD/CAMと将来の歯科展望・
ジルコニアの臨床上の取り扱い注意点について』でお話する予定である。