ここ最近は講演会の準備と子供の行事が重なりブログ更新が出来ない状況が続く。我が家も3人の子供たちが大きくなり日曜や休みは行事や世話で精いっぱいである。そこに講演会の準備が重なり、優先順位は3番目である。日曜日は
インプラント研修会と自分の水泳のマスターズの大会と2番目の息子のバスケの試合が重なり、息子のバスケを優先してすべてキャンセルである。11月には2歳の娘の幼稚園受験もあるので相当にスケジュールはタイトになる。
今回の講演の内容は非常に難しい。『
CAD/CAMと将来の歯科』」『
ジルコニアの臨床』といったあまりにも大きなタイトルである。自分なりに将来の歯科についてPower Pointでプレゼンを作っているがまだ15年ほどの歯科経験の私がこんな大それたことを語っていいのか疑問である。
毎年海外の研修会にはいろいろと出席しているのである程度の情報はあるがそれが果して正確な情報かは定かでない。
私の考えでは今の歯科は下降曲線である。結局は景気に左右されて本来の歯科のあるべき姿がくすんでしまう。経済的に豊かであってはじめて歯科医療の質も考えられるようになるからだ。保険制度が存続するうちは最低限の治療は保険で行う患者がほとんどである。
今の日本の経済は下降していく過程にあり相当に長い期間下降していくことを予想している。バブルがはじけて下降するときとは全く違う状況である。
歯科を取り巻く環境は非常に悪化している。日本企業で最も堅実なトヨタでさえ為替と原油高の影響で相当な減益である。最も販売台数を伸ばしているハイブリッドカーのプリウスでさえ値上げをする状況であり世界の経済は転換期に来ていると実感している。
多くの中小企業の経営者が私の歯科医院に通院しているが、話を聞いていると不況を感じる。今まで問題なく治療ができた方も経済的な理由で治療から遠ざかるケースも出てきた。
私は日経新聞を購読しているが常に時代の流れがどのような方向に向かっているのかを考えながら診療を行っている。
私の推し進める自費治療は治療の質は高くても保険治療に比較すると治療費が高額になるためである。
需要と供給のバランスが崩れると会社はつぶれるからだ。