今月は今年一番の大入りである。
インプラントのオペも久しぶりに20件、
矯正相談、
インプラント相談、審美相談と全般的に多い。最近の主流は審美と
矯正相談である。前歯の歯並びを治しつつ奥歯の金属をセラミックに変えていくパターンが多い。毎日がとても充実した治療内容となっている。ひとりひとりを丁寧に治療をして精一杯の数である。治療人数が1日に8人を超えるとオーバーペースである。
本日も1件の
インプラントオペである。またしてもリピーターである。今回はすでに装着されているブリッジのダミー部分をはずして欠損部の左下6番に1本の植立である。7分でオペは終わる。
昨日製作していた前歯5本の
セレックで作ったオールセラミッククラウンの装着も行う。私が10年前によくおこなったラミネートべニアと同じような出来栄えである。我ながら上出来。
その他にも2件の奥歯の
根管治療後にファイバーコアを装着して本日は同じく
セレックで作ったオールセラミッククラウンの装着も行う。これもうまくいく。
適合、咬合、コンタクトなど自分にとってストレスを感じない出来栄えである。近い日に
症例を提示する予定である。
今夜も居残りで
e-maxのクラウンを2つ
セレックで掘り起こしてまとめてポーセレンファーネスで焼くつもりだ。自分でwax upもできればさらに
症例の幅は広がるだろう。それには歯の形態をしっかりと頭の中に叩き込まなければいけない。いろいろな歯型を参考にきれいな歯をまねることが大事だ。まねる=学ぶという語源から新しいことを始めるときはとにかく人まねザルになることだ。
それ以外では
ジルコニア修復で
インプラントの上部構造体を5か所装着した方が1件。ほぼフルマウスケースであり下顎の歯並びを奇麗に直した後に上顎を仮歯の状態であわせなおした。
ジルコニア修復物の製作法も今は従来と同じセラミック築盛焼成法であるが来月には
ジルコニア専用のプレス機を導入する予定である。
ジルコニアのフレームの上にセラミックを流し込むようにして固める方法である。この方法の利点は簡単な技巧操作と硬質なセラミック
ジルコニア修復物ができることと適合が非常によいことである。
自分はものづくりということが幼少の頃から得意なので
技工は全く苦にならない。
インプラント・
矯正・審美などすべての治療の診断から計画そして最終の被せものまで自分で作るそしてメインテナンスを行い、
トラブルが生じたときはすべて自分の責任で後始末をおこなう。これこそが究極の歯科治療であろう。