今日は師走ということもあり急患とキャンセルと年内に何とか装着して終わらせる方が入り乱れて毎年同じような治療パターンである。その中で、
インプラントの上部構造の装着のケースで大きなものがあった。上の前歯の連続8本下の前歯4本の装着である。
それ以外には私が2日前に作った
インプラントの上部構造
e-max cad製がある。現在、
e-maxを使える歯科医院はわずかしかないはずだ。その理由としてまずcerecが院内に導入されていることが最低条件ということで全国約7万件の中で国内には500台しかないので0.7%しかない。その中でもポーセレンの専用ファーネスがなければ作れないのでそのさらに1/10程度なので全国で50件ぐらいしかできないのかもしれない。
この
e-max は歯の表面強度360Mpaと現存するセラミック修復物では最強である。
ジルコニアは900〜1200Mpaの強度はあるが実際にはそれはセラミック修復物の内部の強度であるので表面強度は120Mpa程度である。従来のセラミック修復物の3倍の硬さがあるので特に
インプラント修復物の単独歯
症例には有効であろう。
多くの歯科医院が
インプラントのフィクチャー(本体)の部分や外科の方法についてホームページで情報を公開しているが外科の部分は
インプラントをあまりやったことのないドクターや外科が好きなドクターがいろいろな方法を書かれているが最も多い
インプラントの
トラブルは
インプラント本体に装着せれた被せものであるのでその部分を考える必要性がある。
インプラント治療をするのに安全な外科ができるのは当たり前である。その上で考えなくてはいけないことは長期間咬合力耐えるだけの耐久性と審美性、安全性を兼ね備えた被せものを装着しはずれないようにすることだ。