クリスマスイブ!
時間があるときは今の歯科業界を知るためにネットに向かうことが多い。例えば『
インプラント』で検索をすると数多くの歯科医院がひしめきあいながら表示される。10年以上前から同じ歯科医院が表示されていることは稀である。どちらかというと若くて活力のあるドクターが積極的にネットを活用していることに気づく。10年前までは純粋に
インプラントに関する情報の開示が中心であったが今は全く違う。患者様にとってメリットのある金額的なものや早期即時治療を強調した宣伝となっている。競争が激化した中で歯科医院も生き残りをかけていることがうかがえる。私のクリニックにおいても安心はしていない。世界のトヨタが70年ぶりに営業赤字を計上する世の中であるので13年間安定してきた
星野歯科においても不安要素はある。
インプラントの価格競争が今年からいろいろと問題になっている。
インプラントとは医療でいう移植手術であるわけで安全性と将来にわたっての安全性が確保されていなければいけない。それにしても最近の傾向として医療をまるで商品のように扱っていいものだろうか?私ならば安全な医療を掲げている歯科医院に通院したいと思う。安全性が確立されていて低価格であればいいと思う。私は10〜15万円の
インプラント治療費では長期にわたってフォローすることは難しいと考えている。それと2〜3倍の患者数を治療して初めて
星野歯科と同じ売上になるということは患者の治療の質は単純に1/3程度となるはずだ。
それと経営的には相当不安定になるはずである。開店セール閉店セールというわけにいかないのが医療である。