今日は午前と午後の2件の
インプラントオペをこなした。2件ともに臼歯部の1本欠損に対してのオペであった。
インプラントオペの合間には、最終補綴物の装着の方が数件いらした。
セレックによる修復物が4本とそれ以外にはなんとか神経の保存処置をしていたケースから抜髄に至ったケースが2ケースであった。
また他の施設で行われた
インプラントのセカンドオピニオンの方が1件。海外からの
インプラント治療の継続の相談が1件。
昨日、公開した平成20年度の
インプラントの植立本数についての追加コメントとして
インプラントの植立本数と
トラブルの数は比例する。どんなに世界的に知られた大学病院でさえ年間に1%ほどの失敗はある。その失敗を限りなく0にもっていこうという努力も必要だが1回のオペにとにかく集中することが大事だと思う。落とし穴は慣れから生じることが多いからだ。
一時期、年間に400本ほどの植立を行っていたころは毎日が辛い日々の連続であった。体力は今よりあったとしても精神的に限界ぎりぎりであった。ここ5年は毎年少しずつ植立の数が減り、昨年は植立の本数が減ったこともあり完全自由診療化してきたことも体にも精神的にも負担は相当に減った。いまの治療の環境はベストに近いと思う。
治療方針