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2009年 01月 14日 ( 水 ) インプラント最新情報
7種類のインプラント表面と骨との相性の比較
今日は７種類のインプラント表面と骨の細胞との相性の比較を実験した文献から最も結合のよいインプラントはどのメーカーのものかを明らかにしたいと思う。

結果的にはアンキロスインプラントやザイブインプラントに使用されているFRIADENT　plus （Cell plus)が最も成績がよく次にストローマンインプラントに使用されているSLA表面構造である。ノーベルバイオケア社のブローネマルクインプラントやリプレイスインプラント、ノーベルダイレクトに使用されているTiUniteなどは半分以下の悪い成績である。また３iインプラントに使用されているOsseotiteも悪い。

この成績はおととい公開したフィンランド政府のインプラント失敗率と比較すると相関関係にありインプラントの表面構造と骨の細胞の相性がインプラントの成功率と密接に関係していることがわかる。


Sammons R,Lumbikanonda N,Cantzler P:
Osteoblast responses to microstructured dental implant surfaces.
微細構造のインプラント表面に対する骨芽細胞の反応
Scientific Poster,European Association for Osseointegration,October 9-12,2003

目的：
臨床使用の準備として、７種類の微細構造インプラント表面との細胞相互作用を比較する
実験方法：
６種類の市販インプラント（FRIADENT DPS,TPS,StraumannSLA,3iOsseotite,Nobel Biocare TiUnite,MK�掘砲�FRIADENTインプラントは、（チタンプラズマ溶射、グリッドブラスト仕上げ/酸エッチング/中和,酸エッチングのみ、陽極酸化、平滑機械仕上げ）の表面性状を持ち、それらをラットの骨芽細胞の懸濁液に３０分間曝し、４つの実験で４つの付着段階の細胞をそれぞれSEMで定量化した。また、ラットの頭蓋冠の骨片と接触しているナイロンポケット内にタイプ毎に３本ずつのインプラントを置き、２ないし４週間、骨内インプラント植立部位をシュミレートした。ポケット培地の中で遊走した細胞と表面との間に発生した相互作用をSEMによって比較した

結果：
変数の分析によって表面上に完全に拡散した細胞の割合に優位差があることが明らかになり、StraumannとFRIADENTインプラントの表面が最も割合が高かった。表面粗さや微細構造というインプラント表面に関して、細胞移動、増殖、形態、付着、表面吸着、走触性、細胞外基質の合成に関する質的比較分析がポケット法によって可能になったが、定量的比較分析はできなかった。

結論：
「ポケット培地法」は、臨床使用準備としてインプラント表面と細胞の相互作用の比較に有益であり、又多用途の臓器培養モデルである。
School of Dentistry,University of Brimingham,United Kingdom.

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