今日で3日連続
インプラントオペを行っているが翌日に消毒にきた患者さんの結果は問題なくほとんど腫れもなく痛みもでなかった。
本日は久しぶりのサイナスリフト法である。最近の傾向としてなるべく大きな増骨はしないように心掛けているがどうしても必要なケースにおいては仕方がないのでおこなうことなる。
現在の
インプラント業界のトレンドとしては少ない本数で最大の効果をえる。大きな増骨は患者さんにも負担になるのでなるべくやらない方向である。しかし、それが行き過ぎると長期的な成績を悪くしてしまう可能性がある。
上顎の大臼歯部が欠損になるとほとんどのケースで増骨が必要となる。増骨の方法も少しずつ進化していて超音波器具を使用することで粘膜を傷つけることなく安全に剥離できるようになった。また、この装置があれば骨を薄く削ることもでき、私はすでに4年ほど前からサイナスリフト法で上顎洞の粘膜を剥離する際にこの装置を使用している。数年前に薬事法の関係で一時販売が中止されていたが昨年にまた認可がおり超音波装置の講演会や研修会が盛んにおこなわれるようになった。
サイナスリフト法とは上顎洞底挙上術とよばれ、上顎洞内の薄いシュナイダー膜と呼ばれる粘膜を剥離してその隙間に移植材を入れて骨を増やす方法である。治癒期間は4〜6か月必要であり骨が増えれば太くて長いしっかりとした
インプラントで植立できるので長期的経過はよくなる。10年前までは未知なる領域とされた上顎洞内も今では安全に手術が出来るようになった。
治療方針