今日の午後の診療はなぜだか子供さんの
矯正治療が3人重なった。子供の
矯正というと私のクリニックでは8歳ぐらいから始めるケースが多い。その理由としてあまり小さなころは協力が得られずに逆に
虫歯を作る危険性が増えてしまうからだ。もし自分の子供が
矯正治療が必要な場合はぎりぎりまで装置の目立たないものを使い、どうしても必要な時期になる小学校高学年にワイヤー装置を使うようにするだろう。
矯正中やはり子供な場合は歯磨きが難しくなることから最も重要なのは
虫歯の
予防かもしれない。また最近のお子さんの乳歯から永久歯への生え換わりは遅くなる傾向にあるので
矯正期間が長くなることが多いように思う。さっさと乳歯がぬけて永久歯が生えてくれば装置を永久歯に装着して早く歯を動かすことができるが生えない歯に装置をつけることはできないからだ。
それと、子供さんの場合は上下の顎の成長がどれくらい進むかをある程度予測していかないと子供のころはきれいな歯並びでも15歳ぐらいになると歯並びが受け口になってしまうケースもあるからだ。
それ以外にはそのお子さんのお母様やお父様に理解を得られるような治療をしていかなければ後になって
トラブルになることもある。
治療方針