1月後半からいろいろな治療の相談の件数が増えてきている。本日は2件の
インプラント初診相談である。私のクリニックでは今年から通常の検査をすべて無料とした。相談もしないうちからお金を請求する気にはなれない。まず、初診料、再診料、レントゲン検査、パノラマ検査など保険制度では毎回請求されるものはすべて無料である。患者様には納得のいった説明の後に同意を得られたときだけ治療を行うことにしている。あらゆる治療に関して保険の材質では使われていない耐久性と審美性を追求した材料を詰め物や被せものには使用している。昨年はまだ一部で金属材質を使用していたが今年からはその姿を消しつつある。このようなクリニックは国内では5件あるかどうか。私の知る限り1〜2件程度である。海外の特に欧州ではこのようなクリニックは多く存在する。型をとる材質は精密部分はラバー印象材、を使用し、セメント材は国内で販売されている最も強度の高いもので高価なものを常に使用している。手を抜く部分は全くない。これが
星野歯科の目指す歯科治療である。それと常に歯科の新しい分野に先行投資している。そういうこともあり半年前といまでは使用している材料はかなり変わる。古くて問題のある技術はすぐに切り捨て良いと思われるものをすぐに取り入れる。
今年の3月24日から28日にドイツのケルンで行われるIDS国際デンタルショーでは1500社からなる東京ドーム4個分のブースで世界の最先端の材料が展示される。国内では3年以上あとに認可が下りて輸入されるものばかりである。
国内の保険制度にたよる治療は歯科医院継続の破滅の道をたどる。一部の患者様には同意が得られないが仕方がないだろう。保険制度は万人が受ける最低限の治療であるが自由診療は患者様とドクターとの間のオリジナルの契約治療である。
治療方針