予防・矯正・審美・インプラントブログ-星野歯科駒沢クリニック:フラップレスサイナスソケットリフト法

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2009年 02月 04日 ( 水 ) インプラント症例

フラップレスサイナスソケットリフト法

本日は１件のインプラント相談と午後から１件のインプラントオペが行われた。サイナスリフト法という増骨の手技があるがこれは通常は骨の横方向から骨を増やす方法であるが今回は最近はやりのピエゾトームを利用して３㎜の高さの骨に対してフラップレス法でありながらさらにソケットリフト＋ピエゾ超音波器具を併用してシュナイダー膜を持ち上げながら５㎜挙上して８㎜の長さで太さ４．８㎜径のストローマンインプラントを植立した。この方法でおこなえば費用面も腫れや痛みの問題もすべて解決されることになる画期的な術式である。私の場合は数年前から多くの症例でフラップレス法を行っているのでその延長線上にあるとても有効な方法といえる。これを行うには詳しいＣＴデータが手元にあることが第１条件でありさらにフラップレス法に熟知している必要性がある。

インプラント相談の方も同じような増骨に関する相談であった。べニアグラフト法に置き換わる手技としてはリッジエキスパンション法があるこれもピエゾ超音波器具を使用することで簡単に実現することができる。

とにかく今のインプラント植立のトレンドはいかに腫れや痛みをなくして増骨を減らすことにある。全く骨のない方は従来型の増骨が必要になるケースもあるがかなりのケースで減らすことができるだろう。

本日のオペデータ

手術トータル時間　１５分間
直径４．８㎜×８㎜　SPタイプ　ストローマンインプラント
治癒期間　４～６か月
骨の高さ３㎜
増骨量５㎜
初期固定良好
フラップレス法＋サイナスソケットリフト法
ピエゾ器具＋オステオトーム使用

治療方針

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