久しぶりに野球WBCの試合を見て感動や勇気・希望といったものを感じている。4〜5年前だっただろうか。巨人に松井や清原がいたころは1シーズンに2〜3回は東京ドームに診療後に足を運んでビールを飲みながら観戦していた。プロ野球は年間に100試合以上も行われるペナントレース形式であり1試合を落としてもそれほど影響がない。そのような中では必然的に1試合に掛ける意気込みというのは今回のWBCとは違って選手の起用法やローテーションは異なる。
今回のようなトーナメント方式では本当の野球が国別対抗で行われるので価値があると思う。高校野球の国別版であり皆が力の限り闘っているのがテレビ画面に伝わってくる。
数年間プロ野球を見ていなかったので選手については知らない選手が半数以上であるが、皆がすばらしい活躍ぶりである。特にピッチャーの松坂・岩熊・ダルビッシュの3本柱は本当にすごい。コントロールが皆抜群によく球に力がある。
私の評価では捕手の城島がこの投手陣の力を最大に発揮させている裏の立役者であり、メジャーのバッターと対戦してきたノウハウを存分にいかしてのではないかと分析している。その中で韓国は最も日本の野球に近く緻密な野球であり勝つのが難しい相手である。
テレビの視聴率も30%近く毎回あり、国民全体が久しぶりに一つになっている気がする。いまの日本にはあまりないことである。スポーツというのは世界中の共通の楽しみでありスポーツ振興が国を豊かにする。